昨今の新型コロナウイルス感染症によって、今までの生活や常識と言われていた事が大きく変化いたしました。このような変革の只中で舵操りを行うということに責任の重さを痛感しているところであります。
沖縄は日本復帰50周年を迎え、現在は日本を代表する観光地として世界中の人を魅了する場所となっております。しかしながら、沖縄の復帰・復興の道が平坦であったかと言えば、長く苦しい時代が多くありました。あの戦争の悲劇惨禍の中から力強く立ち上がり、アメリカの手段的方便的支配にも屈することなく民族的節操を守り抜き、至難な復帰を勝ち取った先人たちの経験から、大変な時ほど人や組織は成長できるものだと確信しております。
開業率は日本トップクラスの沖縄ではありますが、廃業率も同じく高く、産業の新陳代謝が活発といえば聞こえは良いですが、沖縄にて事業を継続することの難しさは私も肌で感じております。
日本の中でも独特な経済・経営と言われる沖縄経済の中で、お互いに学びそして実践していくこと、また、新しい経営者たちが豊かな感性を持ち、確実に成果をあげていくことができるよう、琉球ニュービジネス協議会として、昨今の固定概念にとらわれず創意工夫して、様々な変化楽しみながらどのような変化にも順応し対応できる組織へと進化していけるよう取り組んでまいります。
また、それぞれの個性を認め、この沖縄が明るく元気になるよう地域活性化の取り組みをしながら、地域も企業も個も豊かになる取組を、琉球ニュービジネス協議会の皆で力を合わせて取り組んでいければと思っております。
「苦しい時こそ成長するチャンス」どんな困難にも負けずに乗り越え、そして、皆で最高の笑顔になれる未来を、共に創っていけるよう誠心誠意努めてまいりますので、どうぞよろしくお願いたします。